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2007年7月25日 (水)

自然災害と地球温暖化

(1)新潟県中越沖地震と最近の自然災害

P1010022s  約一週間前の7月16日午前十時頃、新潟県の柏崎市、長岡市等6市町村を中心としてマグニチュード6.8という強い地震があった。震源は柏崎市沖約2キロで約17キロであり、新潟県中越沖地震と命名された。新潟県においては2004年10月の新潟県中越地震、今年に入って3月の能登半島地震と地震が続いて起きている。被災地復興に向けた災害救助法の適用がなされている。家屋の倒壊や半壊などの危険性が生じたため、柏崎市内にて24日現在、仮設住宅の完成を待ちながら不便な避難所生活を続けていく市民が66箇所2268人にのぼる。被災された皆様には心から深くお見舞い申し上げる。

 さて地震というのは、普段は固着している地下の岩盤が、一定の部分を境目にして、急にずれ動くこと。また、それによって引き起こされる地面の振動のことをいい、自然災害の1つである。

 自然災害には地震をはじめとして、台風、地震の二次災害としての津波、例えばインドネシアのスマトラ沖の大地震で発生した津波は二十数万人の方々が亡くなる大災害を引き起こしている。また、身近なところでは台風による集中豪雨により多くの家屋が流失・損壊・浸水し、道路が寸断されるなど大きな被害を毎年のように日本列島は受けている。

 阪神淡路大地震から10年が経つが、先週の新潟県中越沖地震によって今まで以上に地震及び自然災害の脅威に関心が高まっており、自然災害の恐ろしさを改めて痛感している人も多いにちがいない。しかしながら、テレビや新聞での報道が一段落すると大概の自然災害は被災した地域や人々と日常生活上は関わりがまったくない多くの一般市民の脳裏からは日々記憶の影が薄くなっていくのが常である。

 今回の地震の被災者には、3年前の中越地震の被災経験者も当然多いが、異口同音に一度あれだけ大きな地震が起こったので二度と大きな地震は起こるまいと思っていたと話している報道を耳にした。地震に関していうと、一度大きな地震を起こした地域は、地盤のゆがみが深部で起こりやすいため、再びタイプが類似した大きな地震が起こりやすい。台風にしても日本列島の地理的位置により、どうしても太平洋や南シナ海で発生した熱帯低気圧の通過コースになっており、毎年8、9月に日本に上陸することは一般常識であるがなかなか実際には充分な防災ができていないのが現状であろう。

 自然災害に対してその起こりうる被害を意識できている人がどれだけいるだろうか。例えば台風が上陸、あるいは接近すると、暴風(強風)、高潮、高波による看板や標識、樹木などの倒壊や建物の損壊(屋根が飛んだりするなど)のほか、大雨による洪水、浸水や道路、橋などの流出、土砂崩れ、地すべりなどの被害が発生しうる。

 地球環境の破壊により異常気象がもたらす自然災害が発生することも考える。 私たちは、地震や自然災害への備えを行政だけに任せ、起こってから対策を講じるのではなく、自分たちの問題として考える時期を迎えている。

 南海地震や異常気象や台風による集中豪雨・洪水・土砂崩れ・高潮の災害など防災の備えの必要性を訴え、住民の生命と財産を守る情報を日頃から積極的に広報し、防災に関する意識を高めることが必要であるわけであるがそのための抜本的な方策がみえてきていないように思える。

(2)自然災害の背景にある地球温暖化とは

 多くの自然災害のうち、人災結果との指摘も多い、地球温暖化現象について考えてみることにする。

 地球温暖化とは簡単に言うと地球の表面温度が上昇して気候が変わってしまう現象をいう。二酸化炭素などの温室効果ガスが地上から放射する赤外線をためこんで、熱を逃がさず地球全体を温室のようにしてしまうのが原因だ。自然界の二酸化炭素は本来、動物が呼吸で出す量と植物が光合成で吸収する量でちょうどよい均衡が取れていたと考えられる。

 それが18世紀の産業革命以降の文明の発達により、石油や石炭の消費や火力発電などの消費、自動車や工場などの排出ガスによって二酸化炭素の量は増えつづけ、日本では30年前の3倍以上、100年前と比べると実に12倍も増えていると言われている。

 また、人口の増加による土地の開拓、森林の伐採によって二酸化炭素を吸収する植物の量も減ってきている。この結果、地球の気温はどんどん上がり2100年には今より平均気温は2℃上がるといわれている。

(3)地球温暖化の影響

 地球の温度が上がると、どんな自然環境の変化が現在指摘されているかをいくつかあげてみる。

 まず南極の氷が溶け出すなど海面が上昇し、海面の低いところは水没したり、洪水や高潮の被害に遭いやすくなる。気温が上がると空気が大量の水蒸気を含むようになり雨が降る時には大量に、また気温が高いので乾燥も速くなり、洪水と渇水など極端な現象が起こりやすくなる。これらが自然災害の発生頻度を高めるということである。

 また、気候変化は動植物の生態系を変え、生育が妨げられ絶滅する品種や食料危機の問題も出てくる。

 さらに自然災害の2次的、3次的災害をどう予測し、それらの被害が発生する前にいかに予防的対策を計画し、私たち市民の一人、一人が実行していくかが大きな問題である。今後の数回を使って、環境の均衡を崩すことによって起こりつつある、様々な現象を検証していくことにしてみようと思う。
(岩松珠美 記)

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コメント

私は小学校教諭です。
担任している4年生の総合的な学習で環境問題に重点をおき学習を進めています。
1学期は今身の回りで起こっているいろいろな環境問題を知ることを行いました。いよいよ2学期以降は児童一人一人が自分自身で決めたテーマで調査を進めていくことになります。
何もわからない私に,いろいろとご指導いただけたら幸いです。
よろしくお願いいたします。

投稿: | 2007年8月16日 (木) 16時13分

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